特集

いただきます!尼崎の給食

金楽寺小学校6年生の給食風景 2014年3月17日取材




【子ども達の声】
・和風な感じがした。
・赤飯に入っているのが小豆なん初めて知った!
6年間の思い出とともに味わう
卒業お祝い献立

卒業式を目前に控えたこの日はお祝いとして赤飯です。各学校で炊き上げられる赤飯はふっくらもちもちの食感です。この食感を出すために、もち米はアルファ化したものを使用しています。主菜の「ぶり」は出世魚として縁起の良い魚なので、お祝いのメニューにぴったりです。切り身をスチームオーブンで照り焼きにすることで、魚のクセが押さえられており、子ども達にも食べやすく仕上がっています。かきたま汁は、しっかりダシの風味が効いていて、具沢山でボリュームもあります。副菜のごま酢あえは、酢の酸味はまろやかで控えめにしてあり、サラダ感覚で食べられて食が進みます。

伝統的な日本料理のメニューを、最新の調理器具や技術で工夫され、現代の子ども達に食べやすい美味しい給食のメニューとなっていました。

給食時間中の校内放送では、栄養教諭の先生による今日の献立の紹介が放送されていました。食材の事やメニューの事などを給食から学ぶとても良い取り組みだと感じました。


【献立】
赤飯・牛乳・ぶりの照り焼き・野菜のごま酢あえ・かきたま汁・パインゼリー



はしやすめ「献立の作り方」




給食の献立が、どうやって決められているか、ご存知でしょうか。

栄養教諭さんや調理師さんらが集まって、主食・主菜・副菜の栄養バランスを考え、 旬の食材や季節感を意識して、献立の案が作られ、その後、「物資調達委員会」を開催し、 実際に給食に使用する食材を選びます。※ 写真(上)は、ダシにつかう煮干です。

また、給食には、日本の食文化を学ぶ役割もあるため、 伝統的な行事食や全国各地の郷土料理も取り入れられています。 地産地消の観点で、出来るだけ、地元産の新鮮な食材を選ぶようにし、 例えば、お米と牛乳は兵庫県産、おかずで使用する小松菜は、ほぼ尼崎市産です。 食物アレルギーを持つ児童に配慮した食材選定も心がけています。 選定された食材については、定期的に細菌検査や放射能検査も実施し、 安全性を確認しています。

さらに、給食を作るだけではなく、 学校内に「食べ物にはどんな種類があって、 それぞれどんな役割を果たしているのか」といったことも、 分かりやすく表示してくれています。※ 写真(下)

例えば、今日の給食の栄養バランスはこうなっていますよとか、 ラーメンを食べるときには野菜を入れて食べましょうとか、 視覚的にも分かるようにして、知識として身に付けることができるよう、 配慮されています。 そんな、多くの方の配慮や工夫の上で、学校給食は作られているんですね。

明城小学校4年生の給食風景 2014年3月3日取材




【子ども達の声】
・お吸い物の具の菜の花、黄色く咲いているのはみたことがあったけど食べたのは初めて、美味しかった。
・ひし餅は雛人形の飾りだと思っていた。モチモチしていて初めての味だった。
ぽかぽか春を感じる旬の献立
ひな祭り給食!

旬の食材を使い、日本食ならではの季節感を給食に取り入れている尼崎市の給食。季節ごとの行事やお祝いの日に食べる行事食は華やかで見た目も美しい。子ども達が給食を楽しみ、喜んでもらえるようにと工夫しています。今日は3月3日「桃の節句」ひなまつり。ここ明城小学校はかつて尼崎城があった場所に建てられており、今も昔も「桃の節句」を祝う食文化が受け継がれています。

本日の献立は行事食「ひなまつり給食」。ちらし寿司は具材を別にしてじっくり炊き、食材に味がしっかり染み込むように調理。素材を生かし錦糸卵を散らした色鮮やかな給食にワクワク。菜の花のすまし汁は削り節からだし汁を取り、春を彩る旬の野菜なばなをあしらい、可愛らしいてまりふを添えて。また、緑・白・ピンクの三層からなるひし餅は、雪が解けて新芽が出て、赤い花が咲く意味があると言われており、口いっぱいにほおばる姿も。健康と幸せを願う気持ちを込めて作られた美味しい給食。近づく春の気配を感じながら子ども達のお喋りも弾んでいました。


【献立】
ちらしずし、牛乳、さわらのみそ焼き、菜の花のすまし汁、きざみのり、ひしもち



立花南小学校6年生の給食風景 2014年2月20日取材




【子ども達の声】
・チャンポンはいつも出てるけど、小松菜入りは初めてで、いつもよりおいしかった。
・中華おこわがもちもちしておいしかった!
尼崎のご当地グルメ、
あんかけチャンポンが給食に!

尼崎には、具沢山のスープがあんかけになっている「尼崎あんかけチャンポン」というメニューがあります。集団就職の工場労働者が、九州から伝わったチャンポンを腹もちの良い“あんかけ”にするスタイルが尼崎で生まれ、多くのお店のメニューになったと言われています。このチャンポンを給食のメニューに取り入れています。さらに本日のチャンポンは旬の尼崎産小松菜を使用。尼崎には農地もあり、葉物野菜などを中心に学校給食に使用されています。特に小松菜は安定的に食材を確保し積極的に活用しているそうです。工業都市としての歴史から生まれたチャンポンに、尼崎の農地で育った野菜をプラスした、尼崎の魅力が詰まったメニューです。

また、本日の献立は中華風に統一されたバランスの良いメニューです。中華おこわは、給食室の炊飯器で炊き上げるので炊きたてモチモチ。とり肉のからあげは、一口ほおばるとカリッという気持ちのいい音がします。チャンポンのスープは鳥ガラから取られた本格派。それに豚肉やイカ、小松菜などの野菜からの味が出ており、うま味たっぷりのスープです。教室は子ども達の美味しい笑顔であふれていました。


【献立】
中華おこわ・チャンポン(尼崎産小松菜入り)・牛乳・とり肉のから揚げ・ブロッコリーのごままぶし


次回第3弾は日本の季節や年中行事に合わせた行事食メニューをご紹介します。
立花西小学校4年生の給食風景 2014年2月4日取材




【子ども達の声】
・茶碗蒸しの中に枝豆やあなごも入っていてとても美味しかった。
・何より茶碗蒸しうまい!ごちそうさまでした。
最新設備を使った
あったか手作り献立が人気!

給食内容が充実している尼崎市の給食。元気にスクスク成長する子供たちに、できたての美味しいものを提供したいと平成19年度から給食室の整備を行い、現在全44校中30校まで完了。概ね平成27年度末までには全校整備予定で進んでいる。自慢の給食内容は何よりも献立のバラエティーが豊富!である事。最新設備であるスチームコンベクションオーブンをいち早く導入し、焼き物や蒸ししゅうまい、また手作り献立が充実。

本日の献立「茶碗蒸し」は栄養士、調理師の方が何度も試行錯誤しながら仕上げた手作り献立で味も逸品。だしの分量、加熱温度や加熱時間によって微妙に仕上がりも異なるため美味しくなるように加減して作っており、心のこもった給食に感謝して「いただきます!」の声が教室に響きます。


【献立】
ごはん・牛乳・牛肉とじゃがいものうま煮・茶碗蒸し・きんぴらごぼう


次回第2弾は地産地消、地元尼崎で採れた野菜を使った給食をご紹介します。

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